LEATHER

利用している皮革
狼の絶滅や猟師の減少、里山の減少など様々な要因により、爆発的に増加した鹿たち。
農作物や森林の保護のために、やむなく捕獲された彼らは、そのほとんどが遺棄や焼却処分という形で処理されています。
日本各地でその肉や、一部革の有効活用が探られています。
thawは鹿革等ジビエレザーの有効活用を推進しています。
鳥取県産の野生の鹿皮を、兵庫県たつの市のタツノラボにてなめし・染色された革を主に使用。
鹿革のほかには牛革、猪革を使用しています。
なめし方・染め方
「鞣し(なめし)」とは動物の「皮」を、丈夫でしなやかな「革」に加工することです。
通常、鞣し・染色過程においてはクロム鞣しなど多くの皮革で、人体や環境に対してリスクのある重金属や環境ホルモンを使用しています。
また、動物の皮を使用しない合成皮革・人口皮革は、プラスチックと同じ環境負荷は避けられません。また表面塗装が劣化してはがれが起こりやすく、長く使うことはできません。
thawの使用しているポルティラレザーは、生産~廃棄にかけて人体・環境に影響の出ない独自の溶剤を使用。自然と共存できる革づくりが実行されています。
例えば、ホルムアルデヒドは発がん性が危険視される物質のひとつですが、ポルティラレザーの鞣し加工ではホルムアルデヒドを使用していません。その含有値は「日本エコレザー基準」が定める基準(乳幼児で16㎎/kg以下)より遥かに低くなっています(11㎎/kg)

ピュアホワイト

ブラックネイビー

ウォームグレー
くちなし

あじさい

やまもも

ぶどう
thawは鞣しだけではなく 革の染め方にも、自然との共存 という価値をいき渡らせています。
素の表情を生かしながら美しくあること その喜びをわかちあえたら、なによりです。
ピュアホワイト
鞣し上がりそのままの色。皮のたんぱく質の色がそのまま表れた、まっさらな白色です。漂白や着色はしていません。
エコトーン
樹皮に含まれるポリフェノールと鉄分を反応させる事により色を発現させています。黒紺~ベージュ系の色味を出すことが可能。染料による汚染を大幅に軽減することができる革新的な染め方です。
草木染め
色名となっている植物由来の染料と、金属未含有の染料とを使用して染められています。明るさと奥ゆきを感じられる美しい色たちです。

革の特徴
一人ひとりの容姿が異なるように、thawの使用する革はそれぞれが「たったひとつの」表情を持っています。
特に野生の鹿革は、個体や部位によって異なる風合いを持ちます。
さらに、エコトーンや草木染めといったナチュラルな染め方は、染めロットごと、またそれぞれの革ごとで、染めつき具合が異なります。

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ポルティラレザーは非常にしなやかな質感を持ち、革本来の風合いが最大限に引き出されています。
また使用していくにつれ、日光等の影響で色が少しずつ変わります。
空間となじむ個性。あなただけの変化を楽しんでほしいと思います。
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お取り扱い
使用していくうちに自然なツヤが生まれるポルティラレザー、基本的に特別なお手入れは必要ありません。以下のことをお気をつけいただくと、長く快適にお使いいただけます。
・油分を含んだ液体が付着するとシミとなる可能性が高いです。シミ防ぎたい場合は、本革に使用できる防水スプレーを、目立たない箇所でお試しいただいてからご使用ください。
・色の経年変化が早まるため、日光が当たりにくい場所での保管をおすすめします。
・カビの発生を防ぐため、湿気の少ない所で保管し、使用するなどして動きや摩擦を与えてください。
カビが生えてしまった場合は、乾いた布または固く絞った布で拭き取ってください。
あなたとthawの革製品の関係が、心地いいものになりますように。

付けた直後
乾いたあと
水
水
油
油
洗剤
洗剤